このメソッドとITシステムの融合で全ての研修に行動変容とエビデンスを。
コンサルティング
行動変容にコミットする行動定着型ソリューション
メソッドとITシステムを融合した研修デザイン
研修の目的は「行動変容」にあり
行動変容に着目したコンサルティング
研修の目的とは、学んだことを活かして仕事の成果を上げてもらうことです。成果を上げるためには行動が必 要になります。研修の効果を測る考え方の中で、もっとも有名なドナルド・カークパトリック氏(ウィスコン シン大学名誉教授)の「研修の効果測定4レベル」です。
私たちは、レベル3の「行動変容度」に着目し、「職場で行動しているか?」を常に問うべきだと考えています。成果は行動によって導き出されるのです。よって「行動」に着目すべきと考えます。研修という施策の着目点の中心を「研修当日」から「職場」へと変え、研修の目的を「知識や学びを得ること」から「職場で行動を定着させること」に転換します。
すると、研修終了はゴールではなくスタートとなります。そして、本番は職場に戻った後ですので、研修時点 の根性論、精神論は意味が無くなります。研修の内容も大きく変わってくるでしょう。
行動変容度に着目
従来の研修とは役割も着目点も異なる
行動定着型研修を実践するための着眼点
従来、職場での行動を支援する活動は「フォロー」と呼ばれ、あくまで「研修の後ろの工程」という位置づけ でした。しかし、しばらく支援しても、その後に放置してしまうことが多いのが現状です。「放置」というのは、人材育成を職場の上司に任せてしまうということです。
行動変容を目的とした研修では、着目点の中心が研修から職場となります。そして、中心が変わるのですから、全体の構造も変わってきます。我々はこれまで培ってきた行動変容に特化したノウハウを活かし、従来の研修から行動定着型研修へパラダイムシフトします。
変わる研修の位置づけ
行動変容にコミットするために
行動定着コンサルティング 7つの視点
1.研修をやりっぱなしにしない
研修の問題は研修を企画する担当者が、「研修をやることが仕事」と思っていることです。しかし、行動に結びつかない、やりっぱなしの研修は必要ありません。それ以外にも原因はあります。それは研修プログラムの全体設計の問題です。例えば、「受講生の行動が続かない」という問題があった時、それは受講生自身の問題ではなく、「行動の習慣化の技術と仕組み」の問題なのです。また、「目標と行動が結びつかない」という問題は「目標設定セッション」の問題ですし、「何を効果測定したらいいかわからない」という問題は「人の成長を何で測るかの定義がない」問題なのです。私たちは教育工学や認知科学の知見をベースに科学的に研修をデザインします。
2.学習の成果を評価する
いくら研修中にワークシートが立派に書けたり、ロールプレイングがうまくできたとしても、実際の仕事の場面で使えるかは別であることを理由に、研修の学習達成度の評価をしっかりやらない講師も多いのではないでしょうか。それでは研修の責任を果たしたことにはなりません。
私たちはインストラクショナルデザインの技術を活用して、1つ1つのセッションの到達度をしっかり評価できるプログラムをデザインします。
3.現場を巻き込む
職場と研修が乖離していてバラバラであることは問題です。研修の目的は「行動変容」であるという前提に立つと、「参加者の上司を巻き込む」必要があることは明白です。上司から期待を持って送り出された受講生の受講態度やその後の行動実践度は非常に高いものになります。また研修前の設計時点で「どのような行動をすべきか」というアクションプランの仮説立案に協力してもらうことは、研修後の目標設定に対するアドバイスなどの協力も得やすくなります。私たちは、研修の目的は職場でのパフォーマンス発揮であると考え、現場の上司の巻き込み法も提供します。
4.揺らぎのない目標を設定をする
行動習慣化メソッド「PDCFAサイクル」における目標設定のプロセスとは、問題抽出、問題選定、課題設定、成果設定という4つのステップとなります。会社から与えられた結果目標であったとしても、このようなプロセスでつくられた行動目標は自分自身のものです。自分自身が納得して達成するとコミットした目標、すなわち揺らぎのない目標だけが行動につながると考え、目標設定セッションを設計します。
5.メソッドとITシステムで人材育成を仕組み化
目標達成する人は、PDCAを回し続ける人と言われます。この「サイクルを回す」という点が重点なのです。 しかし、多くの人がサイクルを回し続けられないのです。その理由は「孤軍奮闘」だからです。そこで考案したのがF(フィードバック)を加えたモデル「PDCFAサイクル」です。また、その「PDCFAサイクル」が 研修後も根付くように開発されたITシステムが行動習慣化ITシステム「ActionT.C.」です。このメソッドと ITシステムの融合が行動定着型研修を実現します。
6.フォローの生産性を上げる
行動変容を支援するITシステムを活用した研修デザインの特徴は、フォローが楽であることです。行動計画の実践状況を把握して、問題のある人やチームをすばやく見つけることが可能です。システムがデータ検索を支援しますので、すべてのデータをいちいち見る必要がありません。
7.成長カルテを活用する
ITを活用した研修デザインのもう一つの特徴は、成長カルテが自動生成され効果測定が可能である点です。誰がどんな行動を実践し定着させることができたのか、そのときどんな自己考察をしたのか、そしてどのようにチームでは相互支援したのか。定量・定性データで把握できます。受講生の成長の軌跡を可視化できるのです。またレビュー研修にて、自分の書いた「データ」を教材として活用できます。与えられた教材でなくデータは生きた教材として、受講生は深く学ぶことができるので、さらなる行動変容に結びつきます。