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第5回 なぜ提案が無料なの?

  • 2023年6月23日
  • 読了時間: 2分

研修という業界。


なんだか変な業界です。


ある飲料メーカーの人事役員が言いました。


「人材育成部門と購買部門に10年いるとダメになる」


と。その真意を問うと、


「いずれも、外部業者が提案をもってくる部門。

それを手直しして、社内で回すだけで仕事をやっているフリができる。

10年もやっていると、それが自分の実力だと勘違いしてしまう」


とのことでした。


確かに研修ビジネスという世界は特有です。


それは、


「企画提案自体が、価値が高いのに無料」


ということです。


研修の企画提案とは、通常


研修プログラム設計書


です。


・どのようなセッションを

・どのようなタイムスケジュールで

・どのように行うのか。

そして、

・どのようなワークショップを

・どのようなファシリテーションで行い

・どのようなワークシートを利用するのか。


といった具合です。


それが資料でまとめられ提案されます。

この時点では、まだ課金されていません。あくまで営業活動の一環です。


また研修企画の提案資料の前段では


・その企業はどんな問題を抱え

・どんな課題に取り組むべきで

・どのような行動を起こす必要があるか


などの仮設も展開されています。


ここまでくると完璧に”コンサルティング資料”です。


ところが、研修プログラム営業の提案の一環として


”無料”で提供されるのです。


ここまでコンサルティングして、課金できるのは

”研修費(講師代)だけ”

といった業界です。


提供する側(研修ベンダー)の問題が大きいですが、

価値ある企画書を”無料”受けとるほうも問題です。


これでは、業界として成長するはずがありません。

責任ある仕事をしようとする人が減ってしまいます。


人材育成担当者と研修ベンダー


この2者の、ある種ねじ曲がったWin-Winの関係で

研修を”やるだけ”の業界を作っていると言っても過言ではないのです。


これでは、現場に信頼を得られるはずがありません。

改める必要が両者にあるのです。


さあ!

 『人材育成担当者よ。企画書は自分の力で作れ!』

 
 
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