最近、講師業を行っている方々にお会いすることが多いです。
皆さん、自分の実力をあげようと一生懸命努力しています。
中には「カリスマ講師」なる講座に投資して
自分を高めようとしています。
でも少し待って下さい。
あくまで主役は研修の「参加者」です。
そして参加者の上司が「お客さま」です。
そして研修は受けるのが目的ではなく、職場に戻った後に
行動が変わり、成果に結びつけるために行うものです。
これからの時代に必要とされる講師とは、
「行動定着」という視点で、研修をとらえている人です。
常に自分の仕事の付加価値を上げる人です。
一方で問題がある講師は以下のような方々です。
・研修当日のことだけしか考えない 「やりっぱなし講師」
・盛り上げればいいと思っている 「河原芸人講師」
・感動させて自己陶酔している 「エンターティナー講師」
・最後に○○宣言をさせる 「瞬間湯沸かし器講師」
・研修の失敗を他の責任にする 「責任転嫁講師」
・研修の達成感をことさら喜ぶ 「ブログ型講師」
・行動定着の計測をやろうとしない 「成果責任ナシ講師」
こんな講師は企業からそっぽを向かれ始めています。
逆に言うと、行動定着に着目した研修をデザインし、
ファシリテーションできる講師は希少価値が出てきます。
講師業を行っている人は自分の付加価値を上げて、
講師単価を上げて行く努力をすべきだと思います。
そして企業は、そのような講師を積極的に採用したら、
人材育成はもっと価値の高いサービスになるでしょう。
さあ!
『人材育成担当者よ。付加価値の高い講師にはしっかり払おう』