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第15回 自分の付加価値を上げる講師

最近、講師業を行っている方々にお会いすることが多いです。


皆さん、自分の実力をあげようと一生懸命努力しています。

中には「カリスマ講師」なる講座に投資して

自分を高めようとしています。


でも少し待って下さい。


あくまで主役は研修の「参加者」です。

そして参加者の上司が「お客さま」です。


そして研修は受けるのが目的ではなく、職場に戻った後に

行動が変わり、成果に結びつけるために行うものです。


これからの時代に必要とされる講師とは、

「行動定着」という視点で、研修をとらえている人です。

常に自分の仕事の付加価値を上げる人です。


一方で問題がある講師は以下のような方々です。


・研修当日のことだけしか考えない 「やりっぱなし講師」

・盛り上げればいいと思っている 「河原芸人講師」

・感動させて自己陶酔している 「エンターティナー講師」

・最後に○○宣言をさせる 「瞬間湯沸かし器講師」

・研修の失敗を他の責任にする 「責任転嫁講師」

・研修の達成感をことさら喜ぶ 「ブログ型講師」

・行動定着の計測をやろうとしない 「成果責任ナシ講師」


こんな講師は企業からそっぽを向かれ始めています。


逆に言うと、行動定着に着目した研修をデザインし、

ファシリテーションできる講師は希少価値が出てきます。


講師業を行っている人は自分の付加価値を上げて、

講師単価を上げて行く努力をすべきだと思います。


そして企業は、そのような講師を積極的に採用したら、

人材育成はもっと価値の高いサービスになるでしょう。



さあ!

『人材育成担当者よ。付加価値の高い講師にはしっかり払おう』

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