top of page

第14回 教壇に張り付いて動かない講師

講師の中で困った人の中に

「教壇に張り付いて動かない」人がいるのです。


ワーク中に講師の椅子に座って休んでいるのです。


参加者に何らかの問題を与え、

個人ワーク、ペアワーク、グループワークなどを

行うことは良くあります。


ワーク中の時間は、参加者に説明がうまく伝わったか

理解度がどの程度かを確認する絶好の機会です。


机間指導といいいます。

文字通り机の間をぬうように歩き回り、

ワークの内容を確認しながら、

問題がある人を発見したら個別指導をしたり、

グループ指導を行わなければいけません。


クラス全体を見た時に、

多くの人の理解度が不足していることが分かったら、

ワークをいったん止め、一斉指導に切り替えることも

判断する必要があるのです。


「教授設計理論の父」ロバート・M・ガニエ教授が提唱した

学習を支援するための9つの働きかけ(ガニエの9事象)

の中にも「7)フィードバックを与える」があります。


貴重な時間を“教壇に張り付いて動かない”というのは

ありえない話です。


講師には参加者の理解を深めて行く責任があるのです。



さあ!

『人材育成担当者よ。講師からのフィードバックを活用しよう』

bottom of page