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第13回 自分のことを話すぎる講師

講師の中で困った人の中に

「自分のことを話すぎる」人がいます。


自己紹介と題して自分のことを10分間以上

話す人がいるのです。


もちろん講師の経歴や人柄を知ることによって

参加者との親近感が増し、そのあとの研修が

やりやすくなるという面があります。


ただ研修講師は漫談師ではないのです。

いつまでも講師自身の話を聞かされるのはキツいものです。


講演会ではないのですから、研修講師は、

「学習目標」を達成させるファシリテーターでなくてはいけません。


あくまでも研修の主役は


 「学習者(研修参加者)」 


なのです。


自分のことを話しすぎる講師に限って

「振り返りなどワークの時間が短い」

傾向があります。


時間がなくなり学びの時間を削るのです。

それでは本末転倒です。


学習理論のガニエの9事象はご存知でしょうか。

「教授設計理論の父」ロバート・M・ガニエ教授が

提唱した学習を支援するための9つの働きかけです。


その中に「6)練習の機会を作る」があります。


まさにワーク時間とその振り返りという学習者自身が

学ぶ時間が必要なのです。



さあ!

『人材育成担当者よ。話し好きの講師に注意しよう』

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