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第1回 OJTに丸投げは無責任

佐賀県武雄市は11の小学校の児童全員にタブレットを配布した。

東京都荒川区も全31校の小中学校にタブレット配布を決定した。


「反転授業」が着目される。従来の授業方法とは逆転の発想だ。

学校で教わったことを家で復習するのが今までのスタイル。


反転授業では、まず家で動画を使い予習をしてくる。

学校では発展問題に取り組んだり、グループで学び合う授業を

行い、知識の定着を図る。


ICTを活用することで教育のパラダイム転換が起きている。

これは学校教育だけのことではない。

企業内教育も転換期が来ている。


ICTを活用すると、研修(OFF-JT)と職場(ON-JT)をつなげる

ことが可能になるのだ。


研修の目的は、学んだ人がそれを活かし成果を上げることである。

成果には必ず行動が必要だ。


よって研修の目的は「行動変容」といっていい。


ところが、やりっぱなしになっている研修がどれだけ多いことか。

昔とは違う変化の激しい時代に、


「あとは現場のOJTに任せます」


というのは、あまりにも無責任ではないか。

「本当に今までの研修のやり方を続けていていいのか」


研修企画に関わる人は、受講生が職場に戻った後の行動に責任を持つべきだ。


別のいい方をすると


受講生の上司のパートナーとなり、人材育成の支援者となるべきだ。


今までの「研修当日が中心」から「職場の行動が中心」に考え方を変える。


ICTを活用し、研修(OFF-JT)と職場(ON-JT)をつなげることで、


“やりっぱなしの研修”を、行動定着型に転換することができる。


企業でも研修のパラダイム転換の時代が来たのである。



はっきり言おう。


もう、やりっぱなしの研修をやるのはやめてください。ムダです。

もう、現場の上司に丸投げするのはやめてください。ムリです。

もう、研修の納品物が、修了(終了)報告書なのはやめてください。ムチャです。


さあ!

 『人材育成担当者よ。行動定着に責任を持とう!』

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